片づけをしていたら昔に自作したオープンリールデッキ一式が出てきたので動かしてみました。おかげで年末の片づけが捗りません・・・。
 装置本体はAKAI GX-650Dというもので当時は結構な高級品で、38cm/s、19cm/s、9.5cm/sの3スピードに対応しています。学生でお金が無いときなので、たぶん中古で録音再生の音声部分が故障しているものを格安で入手したものだったような。
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 およそ35年前くらいに自作したものなんですが、録音再生アンプへのつなげ方すっかり忘れてしまっていて・・・、回路をたどって見てなんとなくこうかな、みたいに思い出して・・・再生できました。意外に昨今のデジタルオーディオに引けを取らず劣化もなく音が良くて、さすがオープンリールという感じです。内容はほぼユーミン特集のエアチェックものですが・・・。
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 自作の時に参考にした無線と実験1986年11月号も残っていました。この回は後編でオープンリールデッキの録音再生アンプを自作する内容になっています。前編の1986年10月号ではオープンリールデッキの駆動機構を自作するという驚異的な回でした。
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 当時オーディオ自作で人気だった金田式DCアンプです。本来の設計では、音がいいという理由でナショナルネオハイトップ乾電池を数十個直列にして使用するんですが、学生だったのでそこまでのランニングコストはかけられないため、普通にトランスから整流して直流電源供給しています。
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 学生の時のバイトの金はほぼ、オーディオ自作につぎ込んでいた過去の思い出です。。。

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オープンリールデッキ仕様

メーカー:AKAI、赤井電機
型番:GX-650D
電源電圧:AC100V、50Hz/60Hz
消費電力:110W
外形寸法:幅442×高さ524×奥行258mm
重量:26.2kg

使用状況:駆動機構のみ使用、再生、録音ヘッドはアモルファスヘッドに交換、録音・再生・消去アンプは自作

スピーカー仕様 ※大型の自作スピーカーがあったのですが過去に処分しています

メーカー:ONKYO
型番:D-202AX
方式:2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット:低域用:16cmコーン型、高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域:35Hz~35kHz
最大入力:80W
インピーダンス:6Ω
出力音圧レベル:89dB/W/m
クロスオーバー周波数:3kHz
キャビネット内容積:12.5L
外形寸法:幅205x高さ333x奥行308mm(サランネット含む)
重量:6.9kg

パワーアンプ仕様 ※PC用を暫定使用、今後発掘済の自作パワーアンプに入替予定

メーカー:TOPPING ※国内販売代理店:センチュリー
型番:TP-31
入力:RCAステレオIN×2、同軸デジタルIN×1
スピーカー出力:15W×2ch(4Ω)/10W×2ch(8Ω)
デジタルアンプ部:Tripath TA2024 ※ダイナミックレンジ:99dB
DAC(同軸デジタルIN)部分:Burr-Brown(TI)PCM1793 ※ダイナミックレンジ:113dB、最大24bit/192kHz入力
ヘッドホン出力:60mW(16Ω)、120mW(32Ω)
ヘッドフォンアンプ部:Burr-Brown(TI)OPA2134
外径寸法:高さ45mm×幅113mm×奥行204mm
重量:0.7kg


 片付けでいっしょに発掘されたターンテーブルを今後時間があるときに復活させたいと思いますが、いつになることやら・・・。
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