現在、自室で使っているエアコンが2014年製で古くなっていることと、2020年夏から在宅勤務をするようになってから昼間の能力不足が気になる状況だったこともあり、2022年製の同メーカー後継モデルの容量が大きいエアコンへの入替を行いました。作業当日は天気が良く乾燥していたので登山日和でもありますが、エアコン工事日和でもありました。あと外作業でも暑くなく、気が散る蚊など虫も出ていないのでベストなタイミングです。

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【現在のエアコン撤去】

 現在のエアコン(Panasonic CS-J224C:2.2kW、2014年式+CF-TA9+CF-TC9)を取り外すためにポンプダウンしました。関連記事の移設の時と手順は同じです。
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 圧力計をサービスポートに接続して、
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 サービスポートを開放すると圧力計に圧力がかかります。
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 この状態でエアコンを強制冷房運転で起動し、2分管(ガス送出)側のバルブを閉じてからしばらく待って圧力がゼロになったらガスが室外機に回収されたことになるので、3分管(ガス回収)側を閉じます。
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 2分3分管を室外機から外し、電源も取り外して室外機へのすべての接続を撤去します。スパナのサイズに一瞬迷いましたので以下メモしておきます。
 17mm:サービスポート蓋、2分バルブ蓋、3分バルブ蓋、2分管接続ナット、2分/3分エアコン側
 22mm:3分管接続ナット
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 室外機撤去完了。この後、室内機も2分3分管を付けたまま室内側から抜き取るように取り外しました。後日車庫に移設予定です。
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【中古で購入のエアコン設置】

 新たに設置するエアコン(Panasonic CS-J282D:2.8kW、2022年式)は、ヤフオクで非常に安く落札した中古で、現在の機種の後継モデルでもあります。使用感はなく、ほぼ新品同様です。現在のエアコンが能力不足ということもありましたので現在の2.2kWから100V/15Aコンセントで稼働可能な最大能力の2.8kWを選びました。

 現在のエアコンは室外機周りが43度以上になった時に冷房が効きにくくなるという問題がありました。他の会社もそうですが少し前までのエアコンは設計上の室外機周りの最大温度が43度なのですが、このモデルから50度で動作する設計となっています。なので昨年から買い替えるならこのモデル以降と決めていました。

 さらに現在のエアコンではエオリアアプリでの遠隔操作のために、別で CF-TA9+CF-TC9 を導入する必要がありましたが、このモデルは無線LAN内蔵で、追加機器の購入は不要です。

 取り外した跡は、2分3分管を切断した形での撤去で、明らかにプロによる作業のようで中古ですが安心して入札しました。ヤフオク購入時の商品説明で撤去時にポンプダウン済とのことでした。入札で競争はありませんでしたが、どちらかというと新品未使用に人気が集まる傾向があります。昨年モデルで使用感が無いので個人的には抵抗ありません。
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 室内機カバーを取付時に傷つけないように念のため外します。
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 カバーを外すには、無線LANの基板への配線を外す必要があります。
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 カバー外れました。
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 室内機背面板を取り付けます。現在のエアコンと大きさは違っていましたが、中央のビス位置は合っていました。その他4か所のビス穴を水平をとりつつ開けなおしました。排水口が右なので若干右に傾けています。
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 室内機取付前に、電源ケーブル2本、アンテナ1本、LANケーブル入りPF管を通すため、外の化粧ダクトを70mmから100mmに変更しています。

 室内機取付完了です。プロは2分3分管、排水管、電源ケーブルをすべて取り付けてから設置するみたいですが、素人なので、電源ケーブルだけ先に取り付けて、室内機固定後、外側で新品の2分3分管、排水管を取り付けました。
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 室外機設置して、2分3分管、電源ケーブルを室外機に接続、ダクトから外に出る部分を保護テープで巻く施工を完了してから、圧力計はサービスポートに、真空ポンプは圧力計に接続します。
 2分3分管室内機側と室外機側接続部の接続時の締付けは規定トルクですが、だいたい締まってから1/4余計に回す感じです。専用のトルクレンチもっていないので。締め付けすぎはフレアが割れることがあるようなので気を遣うようにします。
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 サービスポートまでの真空引きで接続チェック後、サービスポートを開いてから管路の真空引き実施中。
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 ネットワーク機器とかごちゃごちゃしてますが、普段は机上にパソコンモニタなども置いているため、室外機アクセスのための出入りに邪魔になるので作業中は撤去しています。
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 ポンプを止めて元に戻らないかチェックしていると10分後微妙に戻っているような気がしたので、2分3分管接続部の増し締めなど念のため接続部の確認行い再度ポンプを動作させました。ちょうど日が当たったりして気温が変化すると容易に針が戻ったりするみたいなので念のためになります。
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 ポンプを停止してから15分程度針が動かなかったことを確認して、真空引き完了です。サービスポートを開いたまま2分管バルブを1~2秒程度開けて管路の残りの空気を追い出し、サービスポートを閉じて、2分管バルブを全開放後、ガスの送出音が止まったら3分管バルブを全開放します。圧力計を室外機から外し、サービスポートと2つのバルブの蓋を規定トルク(だいたいです)で閉じます。
 室外機は1階の屋根上に設置なので作業時は念のためハーネス装着し安全確保しています。
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 その後、化粧ダクトの蓋を閉じました。内側ではエアコン用パテで壁の配管との隙間を埋めています。後日古い電源コードを撤去するときに結露防止のため、配管の断熱を徹底する予定です。これを怠ると結露がが発生し、数年後ダクト内でカビの発生がひどくなります。
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 設置完了。試運転中。
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 エアコンの無線LANをアクセスポイントに接続設定する際、エオリアアプリで対応する仕組みのようです。エオリアアプリが入っているスマホが利用しているアクセスポイントのSSIDを読み取ったようで、そのSSIDパスワードを要求されたので入力したら以下画面になり接続できました。リモコンしかないエアコン単体でどうやってアクセスポイントに接続するのか買う前にイメージが湧かなかったので、ナルホドでした。設定方法に一癖ありますね。
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2023年4月9日(日)

 エアコン用の断熱給水シートが届いたので施工します。近くのDIYショップで売ってないようなので取り寄せました。
・オーム 断熱給水シート 20m(幅100mm) 1400円(税送料込み) eアイテム館/楽天
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 アンテナ線(グレー)の位置が気持ち悪いので、引き直すために室内機のカバー外しました。車庫からの引込み電源ケーブルは追加で2本追加で引き込んだので、もともとの電源ケーブルは撤去しようと思いましたが、予備で残しておくことにしました。
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 外側の化粧ダクトも開けました。2分3分管の接合部はむき出しの状態です。
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 シート施工後。必要長カットして、小さく丸めてから巻きました。
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 化粧ダクトの下の方は、埃侵入防止のため手持ちの梱包材(シートと同じPET材質)でふさぎました。

 ところで、翌日の4月10日はエアコン試運転(し(4)うんてん(10))の日だそうです。「うん」は何なのか気になりますが、一般的なスケジュールに乗っかっているようです。


2023年4月29日(土)

【古いエアコンの車庫への移設】

 エアコンダクト穴を開けるために60mmホールソーを使おうとしたら手持ちのドリルではトルク不足で使用できなかったため、ヤフオクで中古の高トルクドリルを入手したり入手後欠品だったチャックハンドル入手したりとこの作業を始まるまで時間がかかってしまいました。

 そのドリルとホールソーで車庫の換気扇を設置している板に60mmの穴を開けて配管を通しました。化粧カバーは再利用です。
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 車庫室内機側はこんな感じです。
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 室外機はその真上になりますが設置して配管と電源をつなぎなおします。
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 真空ポンプ稼働中。漏れはないようです。
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 配管にガスを通して完成。室外機は固定せず車庫屋根に置いているだけです。上にパネルがあるので強風の影響は受けないのではないかと思っていますが、後日簡単にステンレスワイヤで倒れないように固定しようかと思っています。
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 車庫は断熱が無いので効果的な冷房はできないと思っていますが、真下で熱中症にならないようにウエイトトレーニングできるレベルになることを期待しています。
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