昨年夏からリチウム蓄電池(LiFePO4バッテリー)、鉛蓄電池(密閉型鉛バッテリー)をサブバッテリーとする2つのシステムを使用してきましたが、懸念していた冬季のリチウム蓄電池動作に何ら問題が無かったので、鉛蓄電池をサブバッテリーとするシステム部分を撤去してリチウム蓄電池に一本化することにしました。

⇒前回記事:「車載電源システム12

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 その他、鉛蓄電池撤去と併せていくつかの機能更新を行っています。
1.鉛蓄電池、鉛蓄電池用アイソレータの撤去
2.メインバッテリーあがり時にリチウム蓄電池でセルモーターを回せるようにANLヒューズ大容量化
3.静音化のための正弦波インバータ機種入替

 2.については、アンダーソンコネクタ(もどき)を導入した時点から構想はあったのですが、うっかりしててANLヒューズが50Aのままだったため、セルモータを回すために必要な電流量に対応できておらす、事実上メインバッテリーあがり時に使用できない状態でした。
 3.について、BESTEKの1000W正弦波インバータを使用していましたが、このインバータの性能や機能、国内サポートなどについては全く問題ないものの、1点だけ電源投入時からフル回転でファンが回りっぱなしという状況のため電源入れたままだと、うるさくて車内で寝ることができませんでした。車庫屋根ソーラー発電システムでも使い慣れているDENRYOのインバータがヤフオクで手ごろな値段で入手できましたので、こちらに交換することにしました。DENRYO、COTEKのSKシリーズインバータは機器内温度に応じてファンが回るためこのクラスであれば、消費電力100W程度でファンは回りません。

 2.について変更前。リチウム蓄電池用、鉛蓄電池用の50A ANLヒューズが並んでいます。真ん中のヒューズは、コンピュータの端子から引き出したIGN信号用のヒューズ(1A)です。
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 変更後、鉛蓄電池撤去のため100A ANLヒューズのみになりました。
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 変更前の構成。
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 変更後の構成。ソーラー発電の部分もいまのところ撤去していて、リチウム畜電池の充電に対応できるか確認中です。
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