1KWの独立系システムを運用してみて、正弦波インバータでわかったこと。
⇒前回記事:「車庫屋根ソーラー発電システム14(8枚⇒10枚増設)」
以下の四角で囲んだ部分です。
これまでAC自動切替器を接続しないで運用していたのですが、日中稼働しているはずのエアコンがリモートで接続できなくなることがありました。 充放電コントローラに異常が見られないことから切り分けの想定としては正弦波インバータの出力がしばらくの時間停止していることが考えられました。
正弦波インバータの運転状況の記録が残らないので証拠がつかめないのですが、発生する時間は午後の昼過ぎあたりで、設置している車庫内の温度がピークに達している時間帯と考えられることから、高温により保護機能が働いて出力が停止しているのではないかと考えました。
スペックを調べたところ
と動作温度範囲が利用機種では40度までになっている一方、後継機種は負荷が低いときに、60度くらいまで動作するように改善されているようです。 ほかに運用上気になっていましたが、入力電圧範囲も30Vから33Vに広がっています。
利用機種は、主に車中で使用する目的では問題なかったのかもしれませんが、今回のような高温となる場所で使う場合は気を付けなければならないポイントといえます。 当面の運用上の対策としては、AC自動切替器に頼るしかありません。
⇒前回記事:「車庫屋根ソーラー発電システム14(8枚⇒10枚増設)」
以下の四角で囲んだ部分です。
これまでAC自動切替器を接続しないで運用していたのですが、日中稼働しているはずのエアコンがリモートで接続できなくなることがありました。 充放電コントローラに異常が見られないことから切り分けの想定としては正弦波インバータの出力がしばらくの時間停止していることが考えられました。
正弦波インバータの運転状況の記録が残らないので証拠がつかめないのですが、発生する時間は午後の昼過ぎあたりで、設置している車庫内の温度がピークに達している時間帯と考えられることから、高温により保護機能が働いて出力が停止しているのではないかと考えました。
スペックを調べたところ
利用機種 | 後継機種 | ||||
型式 | SK1500-112 | SK1500-124 | 型式 | SP-1500-112A | SP-1500-124A |
連続出力 | 1500W | 連続出力 | 1500VA±3% | ||
最大出力(3分間) | 1650W | 最大出力(1分間) | >1500~1730VA(100~115%) | ||
サージ電力 | 3000W | サージ電力(1秒間) | <2650VA | ||
定格入力電圧 | 12Vdc | 24Vdc | 定格入力電圧 | 12Vdc | 24Vdc |
定格出力電圧 | 100Vac±5% ※2 | 定格出力電圧 | 100(初期値)/110/115/120Vac±5% | ||
周波数(SW切換) | 50/60Hz±0.5% | 周波数(切換可) | 50/60(初期値)Hz±0.5% | ||
出力波形 | 正弦波(歪率3%以下) | 出力波形 | 正弦波(歪率5%以下) | ||
最大効率(全負荷) | 88% | 91% | 最大効率 | 91% | 92% |
最大無負荷電流 | 1.45A | 0.75A | 無負荷電流 | ≦1.8A | ≦1.0A |
最大待機電流 | 0.28A | 0.15A | 待機電流 | <0.1A | <0.05A |
入力電圧範囲 | 10.5~15Vdc | 21~30Vdc | 入力電圧範囲 | 10.5~16.5Vdc | 21~33Vdc |
保護回路 | 過負荷,回路短絡,逆接続(ヒューズ), | 保護回路 | 入力過/低電圧、過/低温度、過負荷、 | ||
入力低電圧,入力高電圧,過温度 | 回路短絡、逆接続(ヒューズ) | ||||
動作温度範囲 | 0~40℃ | 動作温度範囲 | -20~40℃(定格負荷) 、~60℃(40%負荷) | ||
保存温度範囲 | -30~70℃ | 保存温度、湿度範囲 | -30℃~70℃ 、10~95%RH(結露無きこと) | ||
冷却 | 負荷連動ファン | 冷却 | 温度負荷連動ファン | ||
寸法 | 413×191×88(mm) | 寸法(WxHxD) | 248×83×421mm | ||
重量 | 4.8kg | 重量 | 4.14kg | ||
標準価格(税抜) | 131,500円 | 標準価格(税抜) | 105,000円 |
と動作温度範囲が利用機種では40度までになっている一方、後継機種は負荷が低いときに、60度くらいまで動作するように改善されているようです。 ほかに運用上気になっていましたが、入力電圧範囲も30Vから33Vに広がっています。
利用機種は、主に車中で使用する目的では問題なかったのかもしれませんが、今回のような高温となる場所で使う場合は気を付けなければならないポイントといえます。 当面の運用上の対策としては、AC自動切替器に頼るしかありません。
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