積雪の残る尾瀬1泊2日「尾瀬沼ヒュッテ」泊で、2日目に燧ケ岳へ行ってきました。

 以下、2日目、柴安ぐらと俎ぐらのコルから山頂(柴安ぐら)をのぞむ。 手前のピッケルとアイゼンが無いと昇り降りは不可能でした。

 

2016/5/1(日) 1日目

12:57 大清水の駐車場出発

13:55 一ノ瀬休憩所到着

 休憩所はまだ営業開始していないようでした。 トイレも使えません。

14:00 一ノ瀬休憩所の先から入山

14:54 三平峠に到着

15:06 尾瀬沼山荘に到着

 こちらもまだ営業開始前のようです。 当然ここの公衆トイレも開いてません。 積雪があるため、三平峠からは夏道とは違うショートカットの急斜面を降りるルートを行ったのであっという間に到着しました。

 尾瀬沼山荘前の湖畔から見る燧ケ岳。 風が強く、湖面が海のようにバシャバシャ鳴ってました。

15:26 長蔵小屋手前で水芭蕉が咲いていました。

 長蔵小屋のお気に入りの休憩場所にて、燧ケ岳から大江湿原までの景観。

 長蔵小屋となりの敷地にある「尾瀬沼ヒュッテ」にチェックインし、ウッドデッキのある東屋で夕食を調理しました。 大盛り(160g)のペペロンチーノ。 その他コンビニで買ったおにぎり2つと惣菜。 明日は登山なのでたくさん食べないと。 屋内はコンロNGなので、夕方、外の食事は寒かった。。。

 部屋は個室でした。 混んでるときは相部屋となり割引となるようです。 6畳で通常2名部屋のようです。 入口から窓に向かって撮影。

 窓から入口に向かって撮影。 扉は襖ですが、ちゃんと鍵もついています。

 2階左側のだいたい1/3がうまっている状況です。 建物は、真ん中の風呂があるあたりが鉄筋で、両側が木造となっているようです。

 宿の夕食の時間、誰もいないときにゆっくり風呂に入り、その後500mlビール(650円)を飲み明日の登山に思いを馳せながら至福の時を過ごしました。

 

2016/5/2(月) 2日目

04:00 起床

 お湯は宿の2階に湯沸かしポットの保温で24時間常備されているので、アルファ米製品にお湯を注ぎ、20分ほど布団の中で温めます。 尾瀬は他の山小屋と違って電気と水に事欠かないです。

05:51 尾瀬沼ヒュッテを出発

 テントやシュラフ等燧ケ岳登山に不用なものは、小屋内にデポしました。 そもそも、これらは今回の山行で不用になりましたが。。。

06:06 長英新道登山口に到着

07:55 7合目に到着

 それまでの?合目標識は雪の中だったようです。

08:13 ナデックボコース分岐(8合目)に到着。

 小屋で確認していましたが、ナデックボは雪崩、滑落の危険があるため立ち入り禁止となっていました。 ここを使えたら、ナデックボから登り、長英新道から下るルートを想定していましたが、今回は長英新道をピストンします。

08:25 俎ぐらに登る途中ですが、9合目に到着

08:36 俎ぐらに到着

 ここまでアイゼンは使いませんでした。

 俎ぐらから、山頂の柴安ぐら、至仏山、尾瀬ヶ原をのぞみます。

 尾瀬沼をのぞみます。

09:09 燧ケ岳山頂(柴安ぐら)に到着

 俎ぐらからコルまで下り、雪の付いた急斜面をピッケル、アイゼンを使用して登りました。 山頂からの至仏山と尾瀬ヶ原、いつみてもすばらしい景色です。 ここまでの恐怖が報われました。。。

 山頂の雪はだいぶ解けています。

 山頂からの俎ぐらです。 手前、下が見えないくらいの急斜面です。 降りるときは後ろ向きでピッケルを使った三点支持により降りました。 あまりにも急な斜面なので槍ケ岳の穂先(当然夏山ですよ)以来の恐怖を感じました。

 左側の白い部分は雪がやわらかくて、登るのは難しく、滑落したら左側の崖にまっさかさまです。 右側の色がついている部分の左端の雪面がほどよく固く傾斜がもっとも緩やかなので、みなさんそのコースを使用しますが、それでも急なところでは、45度以上の傾斜があり、かなりの恐怖を感じます。 軽アイゼンだったのもあって。。。 ピッケルはフル活用でした。 見てると前向きで降りてくる人もいるのですが私的にはありえません。

10:04 俎ぐらに戻ってきました。

 この時間になると強い日差しが。 ピストンなのでこれから左側の長蔵小屋エリアに戻ります。 昨年焼け落ちた沼尻休憩所あたりが右下に見えます。

 下山途中(10:43)、稜線上から会津駒ケ岳の見える風景。

11:54 長英新道登山口に戻りました。

 登山道が雪で覆われているので、木の枝についているリボンと雪面の踏み跡を注意深く確認しながら歩く必要があります。 今回のように、よく踏まれている雪であれば夏道よりは歩くのが楽な気がしました。 また、積雪により視点が高くなるので長英新道の稜線では展望が常によかったです。

 登山口からすぐの浅湖湿原に寄り道。

12:04 大江湿原に戻ってきました。

 昨年、大雪で破壊された橋は作り替えられて強固になり今年は無事だったようです。

12:15 尾瀬沼ヒュッテに到着

 大江湿原からの燧ケ岳。 今日はしっかりと頂上まで見えています。 昨夕同様の場所、尾瀬沼ヒュッテ前の東屋で昼食を調理しました。

13:40 尾瀬沼ヒュッテを出発

15:09 一ノ瀬休憩所に到着

16:10 大清水の駐車場に到着