数年前にライフ(JB1)にレガシイのおさがりで装着していたAVIC-D9000が、1ヶ月前くらいから以下の画面で初期設定しても、ほぼ1日経つとまた初期設定を要求されるという問題事象が発生するようになりました。

電源投入のたびに、初期設定を要求されるのは何かパソコンのマザーボードのボタン電池切れのときのBIOSの動きに似ているような気がしたので、ボタン電池を交換するつもりで分解することにしました。

(1)運転席の下に設置しているので運転席を外します。

(2)AVIC-D9000本体を外します。

(3)AVIC-D9000の天板にビーコンユニットが固定されているのでこの場で本体の天板も外すことにします。

初めてAVIC-D9000を分解しましたが、上面カバー取り外しの要領は以下のような順番です。

・側面を固定していると思われる2つのビス×2(両面)を外す。

・側面のカバーを底面に引っかかっている2つのツメを折らないように引っかかりを外しながら丁寧に外す。

・上面のカバーを側面に引っかかっている2つのツメを折らないように引っかかりを外しながら丁寧に外す。

(4)これ以降細かい部品が散らばりそうなので宅内に持ち帰り作業をすることに。まず、背面のユニットぽいものを外してみます。

(5)背面ユニットを外すことができました。

手順としては

・背面についているすべてのビスを外します。

・上の写真の左下と右上にフィルムケーブルの接続部があり、下側基盤のコネクタのツメを持ち上げることで圧着を開放して取り外し、中央下に見えるコネクタを単純に引っ張りあげて外して背面ユニットを外します。

※写真左下に固定されていたファンがこのあとの作業の邪魔になりそうなので同時に外しています。

(6)前面カバーを取り外します。

・両側面計2箇所底面2箇所のツメを折らないように引っかかりを外しながら丁寧に手前に外す。

(7)次にDVDドライブユニット部を外しました。まんなかにボタン電池が見えました!

※撮ってなかったので写真画像は、電池交換取り付け後なのですが。

・DVDドライブユニットの四隅にある4つのビスを外して、ユニットを持ち上げます。写真中央の2つのフィルムケーブルで接続されていました。

・幅広のフィルムケーブルは、背面ユニットと同じ要領で下側基盤のコネクタ側を外します。

・写真に見えている幅狭のフィルムケーブルはDVDドライブユニット側のコネクタの圧着レバーを持ち上げるようにして開放して取り外します。

 (8)下側基盤を覆っている鉄板を外しました。

以下の手順です。

・両側面内側に鉄板と基盤をいっしょに固定しているビス4本を外します。

・鉄板の両側面内側部分のひっかかりを丁寧に外しながら鉄板を外します。

(9)なんと、ボタン電池がはんだで固定されています。交換を想定していないのでしょうか。やむなく慎重に接続端子をニッパで切断処理することにしました。基盤は底面のシャーシにはんだで固定されているため、基盤下側からアクセスできないようなので、基盤上面にはんだ付けできるように端子を微妙に残して切ります。

CR2450という肉厚のあまり見たことがない電池です。

もう、こんな感じでばらばらになってしましました。後戻りはできません・・・。

(10)よくあるCR2032を強引にはんだ付けして基盤上につけました。こんなに熱を加えていいんでしょうか・・・。まさか、はんだ付けしていたとは想定外だったのでソケットを買う余裕はありませんでした。

養生用テープで簡易に絶縁処理します。

(11)逆の手順で組み立てます。

※左側に強引に取り外した電池があります。

あとは車のところに持って行き、本体に天板取り付けて運転席下に取り付け各種端子接続し、運転座席を取り付けました。

あわてて取り付けたのでGPSアンテナを接続するのを忘れてしまい、また運転座席を取り外す羽目に陥りましたが・・・。

作業をはじめたのが16:00で、取り付け完了が18:00という2時間でのスピード作業だったにもかかわらず、無事立ち上がってくれました。明日朝から子供の保育園送り迎えにひとまず使える状態になりほっとしています。