余っているUSBのWebカメラと小型のWindowsPCを使って監視・録画システムを組む構想が前々からあったのですが、よくよく考えると以下の点で構成を考え直す必要があると思いました。
・「車庫屋根ソーラー発電システム」の電力で停電時でも稼働させようとしているが先の構成だと消費電力が大きい
・USBのWebカメラだと肝心の深夜に画像が暗くて使い物にならない
 調べていると中国製高解像度赤外線暗視カメラが、だいぶ安く売っていることを最近知り、しかもかなりの多機能であることがわかりました。 カメラによってはカメラ本体にSDカードを内蔵できて、そこに映像データを記録し続けることができるものもありました。 消費電力的にはこの構成が最もよいと思われますが、いざというときに大事な証拠となるデータを外に置くのはどうなのかと思いました。 また、SDカードだと大容量化したいときに限界があります。 なので、ストレージレスのカメラで車庫内に設置するストレージに記録するような構成が折り合いがよいと思いました。
 より安全を考慮し家の室内のストレージに記録する方法も考えられましたが、無線LAN経由となり電波が不安定になると記録が安定しない可能性、また「車庫屋根ソーラー発電システム」から家の室内にエアコン用に引き込んだインバータで供給される交流からストレージの電力を取得するため、電力ロスが気になります。
 ひとまず以下のカメラを購入。
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・H.View社 防犯カメラ HV-500G2 (H.View直販/Amazon)
 仕様:500万画素 IPカメラ 2.8mmレンズ POE 5MP 内臓オーディオ IP67防水防塵 24個赤外線LED搭載 暗視撮影25M 動体検知機能 遠隔監視操作 メールお知らせ Onvif P2P ネットワークカメラ 監視カメラ 屋外/屋内、Iphone/Android/Windows PC対応 日本語取扱説明書付き

 このカメラがいいのは録画機能とは別に、スマホからカメラに接続しリアルタイムで映像確認、静止画撮影、映像録画が可能なアプリが提供されているところです。 一度アプリでカメラを登録すると、WiFi接続でも4G経由でもシームレスに自宅のLAN内のカメラにすぐに接続できます。

 次にNASをどうするか。 NFSサーバのストレージに記録する機能がカメラにあるようなので、NFSサーバ機能のあるNASを導入すればよいのですが、安価なNASには一般的にNFSサーバ機能は無いようです。 そこで安価で省電力のLinux機を導入することを思いつきました。 安価で省電力のLinux機といえば今今はRaspberry Piでしょう。 しかしながら性能が脆弱なPCは、過去にAtom CPU機をデスクトップPCとして使っていたあたりからアレルギーがあるのですが、デスクトップとして使用するのではなく、NASとして使用するのであれば使い物になると考えました。 しかもNFSサーバ機能があるストレージ無のNASより遥かに安い。
 で、ひとまず以下のRaspberry Pi機を購入。
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・IOデータ UD-RP3BP (Raspberry Pi 3 Model B+) (IOデータ直販/IOプラザ)
 このモデルは秋月電子通商で売っているものが最安だと思うのですが、なぜかしばらく売り切れが続いており500円くらい高いこちらを購入しました。 こちらはIOデータの1年保証が付いているので、その分と思えば納得の価格です。

 最近、部品点数を極限に少なく構成できたシステムは美しいと思います。 美しいシステムは構成に無駄がなく、同じ機能を実現するシステムの比較でコストが低く、メンテナンス性も良いと思います。
 Raspberry Pi には無線LANと有線LANの2つのインターフェースがあるのだからこれを最大限生かした構成にして、カメラとRaspberry Pi機を接続するネットワークHUBを省略しました。 すべての機器は5Vか12Vの電源で動作するように考慮しました。 そのため汎用的な電源を用いることができ、コストを下げることができます。 802.3 af準拠PoEでまともに使おうとすると48V必要になるため、24Vからの昇圧が必要になりコスト増となることが考えられます。 48Vで送電しても結局カメラ12Vに降圧しているので送電受電でわずかですが電力ロスが発生することが想定されます。

 インターネット==無線LANアクセスポイント---Raspberry Pi(ルータ、NFSサーバ)==PoE-I=====PoE-S==カメラ
 ※Raspberry Piには24VバッテリーからDC-DCスイッチング電源で5V供給
 ※カメラにはPoE-I(インジェクタ)、PoE-S(スプリッタ)経由で24VバッテリーからDC-DCスイッチング電源で12V供給

 このような構成をイメージしてRaspberry PiにRaspbianOSを導入セットアップしました。

1.SDカードをFAT32でフォーマット
2.NOOBSをダウンロードしてSDカード上に展開
3.Raspberry Piに、HDMIモニタ、キーボード、マウス、SDカード、USB電源接続してOSインストール
4.OS起動後、ホスト名変更、piユーザ/rootユーザパスワード変更
5.有線LANに接続(DHCP)してインターネット接続の上、OS最新化
6.SSH、VNC有効化設定
7.無線LAN、有線LANインタフェースセットアップ、IP固定設定
8.ルータ機能セットアップ(ip_forward:IPルーティング有効化、iptables:IPフィルタリング設定)
9.NFSサーバ機能セットアップ

 次に問題発生。 カメラからNFSでRaspberry Pi 機に接続できない。 H.View社にAmazon経由で質問するも、的を得ない回答で・・・さあどうするか。。。 NFSをあきらめてRTSP使ってみるか・・・。 続く・・・。