以前、実家の方に、インターネット/IP電話を導入する目的でADSL回線を導入したので、自宅から実家の方に激甚対策のバックアップを行う目的で、VPN環境(PPTPによるプライベートネットワークのLAN間接続環境)を構築しました。

 実家は、NTT収容局から2.1km(伝送損失36dB)あるため、契約は「モア12M」ですが、実質的な下りの速度は1.5Mbps程度であり、バックアップ対象に動画等容量が大きいファイルが含まれたりすると、全体で最悪3日程度のバックアップ時間を要することがあり、必要最小限のバックアップに絞り込みを行う必要があるという問題がありました。 また、電話とインターネット回線をメタリックで共用するため、IP電話でない通常の電話がかかってきたときに、インターネット接続が一時切れてしまうという問題がありました。

 今月からのフレッツ光ネクストの2年割サービス開始により若干ですが利用料が安くなり、2月末までのNTTへの申込みで、回線の4か月無料、プロバイダの12か月無料のキャンペーンがあったので、これに申し込んでADSLを解約しました。

 今月17日に開通工事があり、外から電話線の管路を通して1階経由で2階まで光ファイバーを通してもらいました。 以下、工事完了後、2階の光ファイバーコンセントから、とりあえずカラーボックスの本棚にネットワーク機器を張り付けた様子です。

 下から、ONU、スイッチハブ、IP電話ルータ、VPNルータです。 PPPoEブリッジ機能により、IP電話ルータ経由でVPNルータをプロバイダに接続すれば、スイッチハブは要らないのですが、遠隔メンテの考慮と信頼性を高めるためにIP電話ルータとVPNルータ両方のWAN側をスイッチハブ経由でONUに接続する構成としています。 LAN側は、同一サブネットにIP電話ルータとVPNルータを置いています。

 2階の光ファイバーコンセントがある先ほどの部屋は両親の寝室になりますが、PCは以下、となりの部屋にあり、VPNルータのLAN側からLANケーブル1本で引き込み無線LANアダプタ兼スイッチハブに接続しています。

 因みに、左側にあるフルタワーのマシンは、WindowsNTとXpが動作可能なASUS AX6BCマシンですが、あまり使用しません。 棚の右下に実装されている小さいAtomマシンが、自宅からのバックアップ先となる常時稼働のご本尊になります。